わたし の 美しい 庭。 『わたしの美しい庭』(凪良ゆう)の感想(209レビュー)

桃子は高校のとき恋人の坂口創(はじめ)が事故で亡くなったのが忘れられず、誰も好きになれずにいます。

三人が住むマンションの屋上。 だからこそ大事なのは、わかりあおうとするための努力。

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未婚のアラフォーの女性はさみしくて、みじめで、かわいそうだ、というレッテル。 でも自分たちの良心の呵責をやわらげるために介入するのはちがうと思うし、放っておけない自分のことを親切だと思うのもちょっとちがうのかなあ、と。

そのまま放っておくことができないのも、人間らしいとは思うんですけどね。 それは世界を豊かにするひとつの手段だと少なくともぼくは思っています」 私もいらないものをよく考えて、心の縁切り箱に入れておけばいいのだと思いました。 森 へえー。

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築地 そうですそうです。 ちなみにポプラ社の場合はどのような意識をされてるんですか。

「テーマが一貫してると言われることもあるんですけど、そのつど私の中に存在するものを掘って探りながら書いているだけで、自分では意識してないんです。 マンションの隣の部屋には、ジェンダーがゲイで、バーのマスターの路有(ろう)。

そして、創の弟の基(もとい)は33歳でうつ病を発症し、東京の職場を辞し、自宅療養中ですが、偶然このメンバーと知り合います。 つらい。 ちなみに「祝」の囲みがなみなみしているのは 花をイメージしまして、右側の 「凪良ゆう最新作」の部分は切なさやシャープさをイメージして、ガラスのひび割れみたいなものを想像して五角形にしました。

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ところが、担当編集者さんに、なにかもうひとつ物語を貫く芯のようなものがあったほうがいいんじゃないかと言われまして。

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